こんにちは。英語専修コースの前田です。
さて2月も半ば、英語専修コースでは併設の予備校久留米ゼミナールの国立2次試験を2月25日に控え、英作文の指導に明け暮れる日々です。
久留米ゼミナールの英作文指導は、おそらくどこの予備校にもどこの高校にもまねできない完全個別添削方式。
つまりすべての生徒の答案をすべて添削するのです。
久ゼミの生徒は、出願校が決まった2月1週目から、英語専修コースが運営する『英作文対策室』に登録し、
自分が受験する大学の過去問だけでなく、それ以外の演習問題をひたすら解きまくります。
英作文対策室では40名程度の生徒に対し、3~5人の英語教師が一人一人のテキストに赤を入れて回り、生徒はそれを書き直しながら、
さまざまな表現を集中的に身につけていきます。
課題英作文であれば多い生徒で約200題、少ない生徒でも100題以上は演習を行います。
さらに自由英作文が必要な生徒は、自由英作文も後半は毎日1テーマ(100字)書き続けます。
これは受験生にとって本当につらい作業です。
彼らはこれまでインプットを中心に学習していますので、アウトプットの苦しみ、つまり生みの苦しみを1か月間味わうわけです。
特に自由英作文では、自分で書く内容を決め、論理的に展開させ説得力のある英文を作っていく必要があります。
いわゆるcritical thinkingの訓練を徹底して行うわけです。
そして、英作文をたくさん書かせれば書かせるほど、教師のほうも負担が増します。
毎日実施される3時間の英作文対策室の中だけではさばききれない大量の添削を持ち帰り、夜中まで添削します。
私は自由英作文を担当していますので、毎日約20人分の添削(書き直し文を含めると毎日40枚ほど)をこなす日々です。
では、なぜここまでして書かせるのか。それは英作文には1つの確固たる答えが存在しないからです。
模範解答は確かに存在します。しかしそれは、解答を作る専門の方が何度も練りに練って作った非常によくできた解答であり、
必ずしもそれが書けなくても十分合格点がもらえるのです。
また、この時期に見たこともない模範解答を頭に叩き込んでも本番では何が出題されるかわからないので、生徒は途方に暮れてしまいます。
従って、久ゼミの英作文対策室では、生徒が自分の身の丈に合った英語で平易な表現でもミスなく得点できる英語を書けるよう
その生徒がそれまでに培った英語力を生かしながら、教師が一緒になって書きやすい表現を探していきます。
この地道な繰り返しで、3週間で見違えるほど英作文は伸びていきます。
そして、英作文の個別添削を受けていない他予備校の生徒や現役生に圧倒的な差をつけて、第一志望の合格を勝ち取るというわけです。
(実際、他予備校からの多浪生はこの個別添削にびっくり仰天しますよ)
さて、あと1週間、最後まで一人一人の合格を祈りながら、添削に励みます♪