着実に寒くなってきましたね。
電車の中では
「ゴホン、ゴホン」とか
「ハックション」が至る所で聞こえてくるようになりました。
昨日は、「ハックション」の後に
「~っえい~」のような、
おじさんティックなアクセントを付け加えていらっしゃる
ladyを目撃して、クスっとなった私でした。
さて、今更かと思われるかもしれませんが、
「アナと雪の女王」ご覧になりましたか?
私は人気のものを避ける傾向にあるのですが、
この映画に関してはそのあまりの人気に、
避けることができませんでした。
個人的には、ストーリー云々はもとより、
主題歌の「Let it go」の日本語訳に感心しました。
「 I don’t care what they’re going to say
Let the storm rage on
The cold never bother me anyway 」
という最後のパートです。
これを皆さんだったらどんな日本語に訳しますか?
高校生でも、社会人の方でも、英文を日本語に訳したり、
逆に日本語を英文にするとき、
日本語の形(または英語の)をそのまま英語(日本語)に乗っけて、
ただ単語だけを入れ替えようとします。
例えば、
「今日はいい天気ですね」 を言わせたり、書かせたりすると、
大抵の人が、
「 Today is sunny.」とか
「It is sunny today.」などにします。
これらは間違いではないし、意味も分かります。
天気予報でのその一言や日記で今日の天気を言及するのならそれで大丈夫でしょう。
でも実際は、人に天気がいいね、と話しかけるときには
「 It ‘s a beasutiful day 」
などが一般的です。
日本語→(英語の形、感覚)→英語
という経路を通すべきだと思います。
現状では
この(英語の形、感覚、考え方に置き直す)、
という作業に皆、難航しているのだなと思います。
そしてそこにはまた状況判断も必要になってきます。
数ある翻訳サイトも、そこの作業までをもやってくれるところはないようですね。
やはり言葉というものは一筋縄ではいかないものなのですよね。
言葉はシステム化することのできないもののひとつかもしれません。
話は戻ります。
「Let it go」の最後のパート、
日本語ではこう訳され、歌われています。
「 何も こわくない
風よ吹け
少しも寒くないわ 」
もちろんストーリーとも併せてのかなりの意訳なのですが
とても上手だな~と思いました。
感覚、考え方をその言語のものに置き直され、
しっかりと状況が踏まえられていますね。
いや~、座布団いちまいっ!