こんにちは。英語専修コースの前田です。
今回は、昨日池上彰氏の「お金の学校」という本を読んでいて、ふと考えたことを少々。
学べるニュースなどでもおなじみの池上さんは、物事をわかりやすく説明するのがとっても上手ですよね。
この「お金の学校」も、経済に疎い読者にもperspective(全体像)を与えながら
わかりやすく教えてくれて本当にありがたい本です。
池上彰氏の素晴らしい点は、読者の想定がしっかりできていることです。
どの程度理解できていないのか、どんな情報を知りたがっているのか、
池上さん自身がしっかり把握して、その読者に向けて語りかけてくれます。
知識をひけらかすために脱線しすぎたり、前提を省いていきなり本題に入ったりしないことで、
読者はすこしずつ事象に対する全体像をつかんでいけるのです。
今やこんなふうにwell-organizedな(きちんとまとめられた)情報を、
書物という形でお手軽に安価に手に入れることができます。
それはとても素晴らしいことで、ありがたいなあと思う反面、英語学校をやってる身としては、
では大人がわざわざ高いお金を払ってまで学校に通う意義ってなんだろう、と少し考えてしまいました。
英語を学ぼうと思ったら、昔と違ってお金を一切かけなくても、ネットでさまざまな教材が手に入ります。
本人の工夫次第で英語はただで学べるのです。
では、なぜわざわざ高いお金を払って学校に通う人がいるのか。
当英語コースに通っている生徒さんの声を拾ってみましょう。(当コースはreasonableな料金で決して高くはありませんよ)
●一人でやっていたけど限界がきたから。
●誰かに期限を決めてもらったり強要されないと後回しにしてしまう。
●英語学習法が多すぎてどうしたらいいかわからない。
などなど、うなずけます。
これに加えて『投資と回収の意識』が学習のモチベーションになるということも大いにあると思います。
高いお金を払っているんだから元をとらねば!⇒つまり英語を勉強して成果を出さねば
という動機付け(incentive)はありなんじゃないでしょうか。
私個人、以前、英語雑誌(CNN English Express)1,440円を自分のお金で買ってやっていたころは
無駄にしてなるものかととにかく通勤や犬の散歩の際に聞いて聞いて聞きまくりました。
そして1年前から、自習室の閲覧用として英語専修コースの経費で買うことになったのです。
するとどうでしょう。あんなに執着していたのに、まったくやらなくなったのです。
毎月毎月、会社のお金で届くその雑誌にはもはや元をとってやろうという熱意を感じなくなってしまいました。
身銭を切ることの大切さを痛感しているこの頃です。
この反省を生かし1か月ほど前から英字新聞をsubscribe(定期購読)し始めました。
1回250円のこの英字新聞は、常に持ち歩き、暇を見つけては読み漁っています。
つまり私はケチなんだなという結論・・・
なにはともあれやればいいんです。
皆さんも英語がんばりましょう。
そして身銭をきるときはぜひとも、久留米ゼミナール英語専修コースで♪
(ふう、きれいにまとまった感じ・・・)
確かに身銭切ることが学びのベースかもしれませんね。英語専修コース にくる生徒さんは皆熱心で私たちの方が頭が下がります。今日も仕事を終えた若者が、自習をしてました。