Spring has come and now the cherry tree in my garden is in full bloom.
こんにちは。講師の今井です。
桜は日本だけでなく東アジア広範囲で見られるそうです。
去年、中国の留学生が「中国にも美しい桜がある」と自慢をしていましたが、アメリカのワシントンDCにも日本から送られた素晴らしい桜があるそうです。
今年はアメリカを襲った異常寒波のため、まだ見頃ではないかもしれませんが・・・。
古来、日本人は桜には特別の思い入れがあり数多く歌があります。
「世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし。」 在原業平
確かに春になるとお花見がしたくなる日本人の気持ちはよくわかりますね。
予備校にいた私にとってこの時期は一番繁忙期なので、ゆっくり桜を見たことがありませんでした。
西行が春になると何度も足を運び、晩年そこに暮らしたという吉野には千本桜と呼ばれるほど多くの桜があります。
僧侶でありながら花の歌や相聞歌の多い西行には次のような桜の歌もあります。
「ねがはくは花のしたにて春死なん そのきさらぎの望月の頃」 西行
「春風の花を散らすと見る夢はさめても 胸の騒ぐなりけり」 西行
他にも花の歌がたくさんありますが、この歌は誰もがどこかで聞いたことがあると思います。
「吉野山の桜」を一度は見てみたいと思っていましたが、日々繰り返される周辺地域の渋滞や宴の騒音は嫌なので、まだ足が向いておりません。
そういえば、今朝のニュースで上野公園では花見客に対し時間規制を実施し始めたということを聞きました。
花を楽しむのにいささか無粋な気もしますが、やはり静かに楽しんでもらいたいということなのでしょうね。
・・・というわけで、今年もまた、自宅の庭の桜を静かに見ることとなりました。