こんにちは。
英語専修コースの前田です。
さて、今回は私が2年前に、当時妹が短期留学をしていたフィジーを訪れた時の英語にまつわるお話です。
フィジーはトヨタが工場を構えていることもあり、親日の国で、物価も安いため、近年日本人の留学生が急増しているようです。
フィジー系とインド系の住民が約半数ずつ。
商業地区には主にインド系の人々が、街を離れるとフィジー系の人々がよく見られました。
複数の民族が混在しているこの島の公用語は当然、英語です。
それほどなまりもなく,わかりやすい英語を話してくれます。
さて、私はフィジーではぜひとも無人島ツアーに参加したく、妹と連絡を取っていたのですが、
妹から「日本で申し込むととても高いから、現地で申し込むように!」
と念を押されていたので、現地についてからホテルのツアーデスクで申し込みをしました。
さてツアー当日、船に乗ってキャプテンクック島という無人島に出発です。
約20名の観光客が参加していましたが、日本人は私と息子のみ。
船内では、陽気なフィジー人のスタッフが歌ったり、ヤシの実割りなどのパフォーマンスをしたりして楽しませてくれます。
島に上陸したらバーベキューをしたあと、各自好きなように過ごすことができます。
私たちは、ガイド付きのシュノーケリングに参加しました。
沖へと泳いでいきながら、フィジー人スタッフが、注意事項を英語で説明します。
― サンゴ礁の上に乗ったり、移動させたりしてはいけない。
― この先海が急に深くなるところがあるので、注意して。
― 指示した区域以外は危険なので泳いではいけない。
などなど、注意を守らないといかに危険なのかの説明がえんえん・・・と続きます。
と、ふとスタッフがはっとして私と息子を見つめました。
フィジースタッフその1 “Are you Japanese?”
前田 “Yes”
フィジースタッフその1 “Do you understand English?
“Does your son understand English?”
あとで知ったのですが、日本人は通訳付きのツアーに参加するのが一般的なようで、フィジー人の中には
「日本人=英語ができない」
というイメージが出来上がっているようです。
フィジー人のスタッフは、この先の海は危険!という大切な説明のさなか、ツアー客に日本人が混ざっていることに気づき、血相を変えて英語が話せるか確認したというわけです。
前田 “No, he doesn’t, but I will explain to him.” (息子は英語がわかりませんが、私が説明するから大丈夫)
と伝えて、シュノーケリングツアーは無事再開されました。
『英語ができない日本人』
そのイメージは世界共通?
いや、こんなことではいけません。
頑張ろう日本人!
今回、英語でのツアーだったこともあり、英会話特にリスニングの重要性をひしひしと感じた、いい経験となりました。
なんだか笑えるような笑えないような話ですね。
心配してくれてありがたいような…(^_^;)
でもそれだけ他国にとっては英会話は当たり前なんですね〰。
確かに日本人にはそんなイメージが付きまといますね。いまやアジアの国の多くで
英語が話されています。久留米ゼミナール日本語学科に来ているネパールの人もとても上手に英語を話します。その中の一人が言うには「日本の人はもっと英語を話すと思った。ネパールと同じくらい英語を勉強しているのに。」耳が痛いコメントでした。やはり言葉をアウトプットする英会話の練習の必要性をひしひし感じました。