こんにちは。今井です。
オランダ・ベルギー紀行も最終回です。
今年、ヨーロッパは春が遅く、なかなか水仙も開かなかったそうですが、連休に入ってからは水仙、桜(ほとんど色鮮やかな八重桜)木蓮、そしてチューリップと、現地ガイドさんの話では一挙に春が押し寄せて来たそうです。
オランダ・スキポール空港は福岡空港と変わらないくらいアムステルダム中心地から近い空港です。
この地の利を生かし、この国は花、球根で世界にそのマーケットを開拓しました。今日咲いたオランダの色鮮やかな花は、アジアの国々、東京の市場で次の日には売られています。
まさに世界の消費者が相手ですね。
また、オランダは美術館が多いことでも知られています。日本でも人気のフェルメール、ゴッホ、レンブラントと世界中の人が朝早くから国立美術館に押しかけます。
滞在中、オランダの誇る画家レンブラントを国立博物館で鑑賞しました。
『夜警』の本物に感動したのもつかの間、「実は・・・」とガイドさんが切り出したのは、この絵に描かれている人たちはみなそれぞれお金を出して自分の姿を描いてもらったという話でした。
レンブラントは光と影を使い、巧みに絵の演出をします。特に『夜警』では、影になって顔が良く見えない人からは苦情が殺到し、次から注文が来なくなってしまったということでした。
世界の名画の注文ですらも,みんなで割り勘にしたなんて、さすがオランダです!
17世紀当時、イギリスはオランダと商売上、熾烈な競争をし、オランダに対して敵意を持っていたため、英語にもあまりいい意味で使われていないことが多いようです。
“Go Dutch!” 「割り勘にしよう!(オランダ人でいこう)※」の語源はここからだとか。
確かに、納得ですね。
※split the bill という普通の言いかたもあります。
今井先生、とても素晴らしい旅をされたんですね!水の都ゲントの川辺の風景はすごくきれい~!そして勿論オランダのチューリップは見事ですね。是非、私も親友誘って行ってみたいです。
コメントありがとうございました。筑後平野の春は黄色い菜の花ですがオランダの春は様々な色のチューリップが本当に見事です。ベルギーの古い町も是非又行きたい場所でお勧めですよ。
“Go Dutch”なるほど!レンブラントの絵の合理的な美しさもそこからくるんですね。
オランダは何もない海から国土を作り出した国です。負担を分かち合おうという精神が”Go Dutch”という生き方だと思います。そう考えると悪い意味でもないような気がします。