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  • 2013,2
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英単語どうやって覚えてる? vol.3

こんにちは。英語専修コースの前田です。さて、英単語の覚え方最終回となります。

 

vol.1で、『記憶のフック』に引っかける具体的策として8つの方法をご紹介していましたが、今回②以降をご紹介します。

 

②語源に着眼する 

 

英単語の暗記に関して、予備校生からも苦情が多く寄せられるのが『多義語』の存在です。苦情というのは、『こんなんだから英語嫌いっちゃんね』という類の苦情です。

 

一つの単語に日本語が3つも4つも、多い場合には10以上もの訳語があてられていて、それを全部覚えると考えただけで無力感と絶望感が襲ってくる。

 

よくわかります。でも安心してください。多義語にも覚え方があります!

 

今回も大修館書店のジーニアス第3版をもとに、具体的な単語を例に挙げてお話を進めていきます。

 

さて、問題です。springという単語は大きく3つの意味を知っておく必要があります。①春、これは大丈夫だと思いますが、あと二つの意味がすぐに浮かびますか?

 

(考えてみてください)

 

 

 

 

 

 

 

あと二つは②ばね、③泉 です。

 

springは多義語として①春②ばね③泉の三つを覚えておく必要があるのです。

 

さて、この三つの訳語には一見まったく脈絡がないように思いがちですが、そんなことはありません。辞書を見ると、記憶のフックに引っかけるためにとても大切はヒントが掲載されています。

 

spring/発音記号/ 【「突然飛び出す」が原義 名1は「芽が出る」ことから】

 

この原義に着眼しましょう。

 

想像してみてください。大昔、英語という言葉が話され始めた頃のことを。うまくイメージできない人は『はじめ人間ギャートルズ』を思い浮かべると雰囲気が出ます(笑)

 

ちなみに私は言語学者ではありませんので、以下はあくまでイメージのお話です。ご了承ください。

 

 

その当時、言葉はまだ抽象的な意味合いをあまり帯びておらず、目の前の事象に対して言葉が一つ一つ当てられました(たぶん)。

 

ある男が目の前で『ぴょんと飛び出す』何かを見て、springだと表現しました。春に土から芽が出る様子もspringです。おや、かえるも冬眠から覚めて、飛び出しました。springです。そしてspringに満ちたこの季節をspring「春」と呼ぶようになったのです(たぶん)

 

また別の男は、火山地帯で地下から水が吹き出す様を見てspringだと表現しました。そしてspring「泉」と呼ばれるようになりました。(ちなみに温泉はhot spring)

 

それからもっと時代が進み技術が進歩してきました。(イメージしにくい人は『テルマエロマエ』の世界でも想像してみてください)

 

「力を加えてぱっと放すとびよーんと跳ねるもの」を見てspringだと表現しました。そしてこれがspring「ばね」と呼ばれるようになりました。

 

単語がいろいろな意味を付加していく過程(多義語が生まれる過程)がなんとなく理解できましたか?

 

これが単語の派生なのです。

 

大事なことは、一見まったく脈絡もないように思われる多義語はすべて原義というコアな部分でつながっているということです。

 

これが多義語を覚える大きなヒントとなります。

 

これはイディオムにも応用できます。たとえば at home  は大まかに4つほど意味を知っておく必要があります。

 

① 家で  ② 自国(本国)で⇔abroad ③ 気楽に、くつろいで ④ 精通して、慣れて

 

これも一見関係のなさそうな意味ですが、home 「家、家庭」 から 『身近』 というキーワードを絡めて覚えると暗記がしやすいでしょ?

 

その言葉が生まれ育った背景に思いをはせる。

 

そんな少しの遊び心=心の余裕が『記憶のフック』にひっかかりあなたの語彙として蓄えられるのです。

 

 

さあ、単語の暗記が少し楽しくなってきましたね。 残りの③~⑧もそんな遊び心で見ていきましょう。

 

 

③長文の中で文脈と一緒に、リスニングで耳から覚える。  ⇒ 五感をフルに使う方が記憶に留まりやすいといわれています。

 

④和製英語として日本語でよく使う単語であればその日本語をきっかけに覚える。 ⇒たとえばルーズソックス「ゴムのゆるい靴下」。英語ではloose(ルース)「ゆるい」。病院のICU=Intensive(集中) Care(治療) Unit(室)など。

 

⑤実際にその単語を使って英会話やTwitterで実際に使ってみる。 ⇒使ってみて初めて、その単語が『自分の仲間』になる!そんな感じがしますよ。

 

⑥ごろ合わせ、歌にして踊ってみる、おやじギャグを作る。 ⇒ though(ゾウ)「けれども」が覚えられない受験生に教える裏ワザ:「ええっと、自分はゾウなんだけれども、最近キリンの待遇が自分よりよくなっていることに腹立たしさを覚えていて...」

 

⑦ルー大柴方式で日本語の中に覚えたい単語を織り交ぜる。 ⇒ 会話に織り交ぜる際は親しい人に趣旨を理解してもらったうえで行いましょう。

 

⑧付箋に書いてトイレやお風呂場、寝室の天井などに貼る。 ⇒ トイレで覚えると嗅覚も総動員(汚くてすみません)

 

さて、いかがでしょう。単語の暗記を楽しくするのは少しの手間と皆さんの遊び心次第。

 

ぜひオリジナルの単語暗記法を編み出してみてくださいね。

 

コメントお待ちしております。